ニュージーランド航空は、2027年までにB777-300ERを全機退役させる方針を明らかにしました。
同社は今後保有機材を簡素化してコストを削減する方針を示し、B777-300ERは順次B787型機に置き換えていく予定としています。
Photo : Air New Zealand
現在同社は、パンデミックによる航空需要の低下により、保有する7機のB777-300ERの運航を停止としていますが、間もなく1機を早期リースバックし、残る機材は2025年まで運用し、その後段階的に退役させ、2027年までには全機がB787型機に置き換えられる予定となります。
昨年にはB777-200型機を」退役させた同社ですが、今後B777-300ERの退役にも着手し、長距離線用機材をB787のみとすることで、乗務員のトレーニングや整備面においてコスト削減を図り、財務状況の改善に繋げたい狙いがあります。またオペレーション面でも柔軟に乗務員の変更を行えるメリットもあり、この計画は会社にとって大きなメリットになると同社のRichard Thomson CFOが述べています。
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