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国交省、ソラシドエアに厳重注意 身代わりで飲酒検査を実施

 国土交通省は、ソラシドエアに対して、客室乗務員の不適切行為が認められたことから厳重注意を行ったことを発表しました。

 この不適切行為は、同社の先任客室乗務員が乗務前の飲酒検査で身代わりを指示したもので、以下の日時で行われていたことが確認されています。

【事案 1】令和2年10月26日、SNJ70便(那覇発-名古屋行)において、先任客室乗務員が乗務前のアルコール検査時に、自身の代わりに別の客室乗務員に検査を実施させる不正を行った。

【事案 2】令和3年3月25日、SNJ84便(那覇発-鹿児島行)において、先任客室乗務員(事案 1 と同一者)は、ある客室乗務員(事案 1 と同一者)の乗務前のアルコール検査時に、別の客室乗務員に検査を実施させる不正を行わせた。当該便に乗務した客室乗務員3名は、飛行勤務開始 7時間前まで飲酒していた。

 上記の事案は、航空法第104条第1項に基づき認可した運航規程に違反するものであり、国土交通省航空局は、同社において再発防止が確実に図られ安全運航のための体制が維持されるよう、引き続き厳格に指導監督を行うとしています。なお同社に対して、必要な再発防止策を検討の上、令和3年9月17日までに報告するよう指示しています。Photo : Solaseed Air

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