ルフトハンザドイツ航空の最後のA380が長期保管場所となるスペインのテルエル空港に移動することがわかりました。
現在同社は、政府の緊急時の要請などに対応するため1機のA380をフランクフルト空港に駐機させていますが、この措置を取り止め、現地時間9月14日にテルエル空港にフェリーする計画です。
この機を除く全機は、現在11機がテルエル空港、2機がフランスのタルブ空港にて長期保管されており、両空港には解体施設も併設されていることから、仮に全機の退役が決まった際には、再び空を飛ぶことなく退役となり、最終機となった『D-AIMH』のフランクフルトからタブル空港へのフライトが同社のA380のラストフライトになる可能性があります。
先月の四半期決算発表後に記者団の質問に応じたCarsten Spohr CEOは『長距離に限ればA380型機は明らかに復帰しないでしょう。』とコメントしており、一時復帰の噂があったものの、現時点ではA380は退役が濃厚となっています。Photo : Aeropuerto de Teruel
