キャセイパシフィック航空は、ロンドンのパイロット拠点の閉鎖を決定したことがわかりました。
ロンドン拠点の閉鎖は、カナダ、オーストラリア、ニュージーランド、ドイツの拠点の閉鎖に続くものとなり、今後アメリカの拠点の閉鎖も検討しているものとみられています。なお今回閉鎖が決まったロンドン拠点のパイロットは、退職または香港へ異動するかを選択することになります。
新型コロナウイルスの影響が長期化していることで、国際線は壊滅状態となり、他国では回復が見られる国内線においても、香港は地域特性上国内線を持たないため、同社の業績は厳しい状況が続いており、拠点の閉鎖により、コストカットを目指すことになります。
最新の公表されている運航実績においても、搭乗客数は2019年比で98%減となっており、当面は大幅な需要回復は見込めない状況が続くとみられます。Photo : Cathay Pacific
キャセイパシフィック航空、2025年までにA350の長距離路線において巡行中の一時的なパイロット1名での運航を検討 3名体制から2名体制へ