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バンブーエアウェイズ、アメリカへの直行便の検証フライトを実施 ハノイ~サンフランシスコ間を13.5時間で飛行

 現地時間2021年9月23日、ベトナムのバンブーエアウェイズが、検証フライトとしてB787型機でハノイ~サンフランシスコ線(QH9149便)を運航しました。

 同社のアメリカへの直行便は初めてとなり、年内に12往復の検証フライト(サンフランシスコ・ロサンゼルス・シアトル発着)がアメリカ当局より承認されており、今後も定期便開設へ向けてフライトを実施します。



Photo : Bamboo Airways

 今回のフライトには、4人のパイロットと14人の客室乗務員が乗務したほか、整備士も同乗して運航を行っており、19時55分にノンバイ国際空港を離陸し、約13.5時間の飛行を経て19時50分にサンフランシスコ国際空港に到着しました。


Photo : Bamboo Airways

 現在のところ、早ければ2022年初旬にも初めてベトナムとアメリカ本土を結ぶ路線が実現する見込みとなっており、ベトナム航空を差し置いてバンブーエアウェイズが先行してベトナムのエアラインとして初めてアメリカへの定期直行便を実現させます。

 今後同社は、ダラス・ニューヨークへの就航も検討しており、ベトナムとアメリカ各都市が直行便で結ばれ、両国間の移動の利便性が向上することが期待されます。なおこのような直行便が実現することにより、アジア~北米間の乗り継ぎ需要に変化が起き、日系エアラインにも影響が出ることが予想されます。

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