香港の新興LCCのグレーターベイ航空は、香港航空当局より航空運送事業許可(AOC)を取得したことがわかりました。
現地紙のSCMPによると、香港航空局のスポークスマンは、「申請者の能力を詳細かつ包括的に評価し、申請者が認可要件を満たしていることを確認した上で、確立された仕組みに従ってグレーターベイ航空にAOCを発行した」と述べており、これにより同社は、チャーター便の運航が可能となり、就航に向けて一歩前進した形となります。
今後は定期便の開設に必要な航空輸送ライセンスの取得を目指すことになり、同社は2022年第1四半期の定期便就航を目指していますが、空港や国と定期便の運航について協議するには、このライセンスが必要となることから、取得が急務となります。
また最初の路線は、香港~バンコク・プーケット・シンガポール線が開設される見込みとなっており、期待されていた日本路線の開設は、次の機材が到着するタイミング以降となる予定です。
今後はキャセイパシフィック航空傘下の香港エクスプレスと、同じLCCとして大半の路線で競合することが予想され、どのような勢力図となっていくのか注目となります。Photo : GBA
グレーターベイ航空、日本13都市(東京・関西・那覇・福岡・新千歳・中部・鹿児島・石垣・高松・広島・長崎・岡山・米子)への運航申請を香港当局へ提出