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タイライオンエア、A330-900neoの再導入を正式発表

 ライオンエアグループのタイライオンエアは、コロナ禍で一度親会社に移管したA330-900neoの再導入を正式発表しました。

 既報の通り、9月20日にトゥールーズからドンムアン空港にA330-900neo(HS-LAQmsn1956)がデリバリーされたことから、再度ワイドボディを運用する方針とみられていましたが、正式発表となりました。

 また2機目の同型機も到着しており、タイでは恒例となっている新造機への安全祈願の儀式が行われています。


Photo : Thai Lion Air

 今回のワイドボディ機の再導入は、国際線および航空貨物便の再開に向けたものとしており、拠点とするバンコク/ドンムアン空港での運用のほか、スワンナプーム空港での運用も予定しているとしています。これにより、航続距離の問題から撤退とみられた成田~バンコク/ドンムアン線の運航再開も可能となり、今後はいつ再開に至るかが注目となります。

 アフターコロナにおいて東京~バンコク線は、ノックスクートが会社清算により脱落した一方で、ジップエアが新たに参入しているほか、ANAの第3ブランドとなるLCCの参入も予想され、今後も激しい競争が予想されます。

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