エミレーツ航空のTim Clark CEOは、「需要は多くの人が信じているよりもはるかに早く戻ってくると完全に確信している」と発言し注目を集めています。
これはボストンで開催されていたIATAの総会において同CEOが発言したもので、ワクチン接種の継続、入国制限の解除を条件に、早ければ来年の夏にはエミレーツ航空が再びコロナ以前のルートネットワークの100%にサービスを提供する予定であるとし、遅くとも2023年の初めまでに、フライト数はパンデミック前の状態に戻るとの見解を示しています。
この予測値は、以前にIATAが完全な航空需要の回復時期として示した2024年よりも早いものとなり、今後市場がどのような動きを見せるのか注目となります。
現在同社は、フラッグシップであるA380の運航便を増加させるなど、ネットワークの回復と共に提供座席数も増加させており、ドバイ万博の需要も手助けして、順調に回復しているものと考えられています。なお以前の報道では、平均搭乗率は70%まで回復したことが伝えられています。Photo : Emirates