カンタス航空は、2022年夏ダイヤよりA380型機の運用を再開することを先日発表しましたが、それに先駆け運航乗務員の訓練のために使用する同型機をシドニーへフェリーします。
今後カンタス航空は、10機のA380型機の運航再開を予定していますが、2022年に5機を復帰させる予定とし、残る4機は2024年までに順次復帰させる予定です。
今回復帰初号機としてフェリーされるのは、『VH-OQB』となります。同社のほぼ全ての機材はカリフォルニアのモハーベ砂漠で保管されていますが、同機に関してはメンテナンス・機内改修を行うためにドイツのドレスデンの施設に移動したことが確認されており、同機はドレスデンからシドニーまでフェリーされるものとみられます。
#Airbus #A380-842 (VH-OQB) is waiting at #Dresden #Airport 🇩🇪 for re-entry into service with #Qantas 🇦🇺 (Oct 31, 2021). ✈️#Aviation #Aircraft #AvGeek #avgeeks #Planespotter #planespotting #Airlines #photo #picture #jet #jets #Airport #DRS #EDDC #sunset pic.twitter.com/4fo68mq2w9
— up'n'away (@aero_iech) October 31, 2021
到着は現地時間の11月9日の午後を予定しており、12月の訓練再開まで整備が行われ、その後シドニー~ロサンゼルス線の運航再開に向け訓練が行われる予定となります。
ここ数ヶ月で徐々にA380型機の稼働機数が増えており、同型機の復帰は、航空需要が徐々に回復していることを象徴するものとなっています。Photo : Qantas