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カンタス航空のA380がシドニーに向けドレスデンを離陸 直行で16,100kmを約19時間飛行

 カンタス航空は、A380の運航再開に際し、海外で保管している同型機を本国へフェリーしますが、その初号機がドレスデンを予定通り離陸しました。

 このフライトは、ドイツのドレスデンからシドニーまで約16,100kmを直行で向かい、飛行時間は約19時間、乗員は4人、貨物乗客は乗せず燃料満タンでこの飛行距離を実現します。なおこのルートの飛行は、2019年に同型機のVH-OQHが実施済みです。

 今回復帰初号機としてフェリーされるのは、『VH-OQB』となります。同社のほぼ全ての機材はカリフォルニアのモハーベ砂漠で保管されていますが、同機に関しては8月19日から着陸装置の取り付けを含む大規模なメンテナンスをドレスデンの整備施設で実施していたことから、今回ドレスデンからのフェリーとなります。

 到着は現地時間の11月9日の16時(日本時間13時)を予定しており、12月の訓練再開まで整備が行われ、その後シドニー~ロサンゼルス線の運航再開に向け訓練が行われる予定となります。Photo : Qantas

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