ボーイングが開発する最新鋭機のB777Xがドバイ航空ショーの会場に現地時間2021年11月9日に到着しました。
B777Xの海外航空ショーでの実機の公開は初めてとなり、今回実機(N779XW)は、シアトルのボーイングフィールドから15時間のフライトを経てドバイ国際空港に到着しています。なお14日から開催される航空ショーを前にして、10日に便名「BOE777」で30分弱のテスト飛行を実施しています。
وصول طائرة البوينج B777X الى مطار المكتوم في دبي قادمة من سياتل في اولى رحلاتها الخارجية وطويلة المدى مدتها ١٥ساعه للانضمام الى #معرض_دبي_للطيران pic.twitter.com/StKdD4Ju0R
— ﮼خالد،السلطان (@KhalidAlSultan) November 10, 2021
開発が遅れている同機においては、ローンチカスタマーであるエミレーツ航空が不満を募らせていることから、今回の航空ショーで話し合いの場がもたれることになっており、航空ショー期間中に同機の開発タイムラインが公表される見込みとなっています。
今回の航空ショー参加に際しボーイングのKuljit Ghata-Aura中東・トルコ・アフリカ担当社長は、「ボーイングは、約2年ぶりに開催される世界的な航空ショーであるドバイ航空ショーに参加し、地域内外のお客様、パートナー、サプライヤー、その他の関係者と直接交流できることに興奮しています」と述べています。
またエアバスが開発するA350Fに対抗する機種としてB777XFの開発も発表することが有力とみられるほか、航空需要が回復に向かい始めたことで、新規受注を獲得できるかも注目となります。Photo : Boeing