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エティハド航空、B777XとA321neoのキャンセルを検討

 エティハド航空は、発注しているB777XとA321neoをキャンセルする事を検討していることが明らかになりました。

 これは同社のTony Douglas CEOが示唆したもので、「エティハド航空は生き残りをかけた戦いの中にある。我々は保有機材の規模を根本的に変えなければならない」の述べたほか、「いつ納入されるかわからず、市場はいつ回復するかわからない状態です。市場が持続的に回復したとき、我々はどのように規模を拡大するかを検討することになるだろう」と述べました。

 これは同社が発注しているB777XとA321neoを指していると考えられており、今後同社が発注している25×B777X、26×A321neoがキャンセルされる可能性が高まっている状況です。また今後の機材は、持続可能なA350とB787が軸になるとしており、保有機種を絞ることでコスト削減を図るものと考えられます。

 なおB777Xにおいては、仮にエティハド航空がキャンセルした場合、発注エアラインは、エミレーツ航空・ルフトハンザドイツ航空・ブリテッシュエアウェイズ・ANA・キャセイパシフィック航空・カタール航空・シンガポールの7社まで減ることになります。Photo : Etihad Airways

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