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カタール航空とエアバスの『塗装問題』の争いにおいてイギリス政府が調停を申し出

 イギリス政府は、関係が悪化しているカタール航空とエアバスの争いにおいて調停を申し出たとロイター通信をはじめとした複数の現地紙が報じています。

 この問題は、カタール航空が保有するA350型機において塗装の下地が早期劣化し、カタール航空側は耐空性の安全が保証できないとの立場で、エアバス側は耐空性に問題はないとしてオーダー済みのA350型機の受領を拒否し対立している問題となります。

 これまでカタール航空が一方的にメディアなどに対して『エアバスは非を認めるべきだ』などエアバスへの不満を多数述べていましたが、先日これに対しエアバス側は『不正確な発言を継続することは容認できない』として法的措置に移行することを表明しました。

 今後エアバスはイギリスの裁判所で手続きを進める予定ですが、イギリス政府のGerry Grimstone 投資大臣が介入する意向を示し、その理由を両社共にイギリス経済における重要性が高いためとしています。

 しかしながら、両社がこの調停に応じるかは不透明とみられており、まずは法的措置に移行することを表明したエアバスに対して、歯に衣着せぬ発言で注目を集めるカタール航空のAkbar Al Baker CEOがどのような反応を示すのかが注目されています。Photo : Qatar Airways

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