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カンタス航空、当初スケジュールを前倒しして2022年1月からA380型機の運航を再開へ パイロット不足が影響

 カンタス航空は、当初スケジュールを前倒しして2022年1月からA380型機の運航を再開する計画であることがわかりました。

 当初の計画では、2022年夏ダイヤよりシドニー~ロサンゼルス線に同型機が投入される予定でしたが、このスケジュールを前倒しして、来月に同型機の運航を再開します。

 これは同社の社内向けの通知から明らかになったもので、現在のところ1月11日から現在B787型機でデイリー運航しているシドニー~ロサンゼルス線に投入する予定となり、これに伴い週3便へ減便します。

 今回前倒しとなった経緯は、クイーンズランド州を拠点とするB787型機のパイロットが、国際線運航後に14日間の隔離が義務付けられていることから、現在パイロットが不足している状態となっているのが原因で、これを解消する目的でA380型機を投入するものとなります。

 なお同社は保有する12機のA380型機のうち2機を退役させ、今後10機の運用を継続する予定ですが、2022年内には5機を復帰させ、残る5機については2024年までに復帰させる予定としています。Photo : Qantas

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