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国交省、令和3年度上半期の重大インシデント及び安全上のトラブルの報告件数を公表 件数トップはANAグループ

 国土交通省は、令和3年度上半期(2021年4月1日から2021年9月30日)の重大インシデント及び安全上のトラブルの報告件数を公表しました。

 同期間においては、9月20日に発生したアカギヘリコプターが墜落した航空機事故1件と4月19日に発生したANA216便
(パリ→羽田)においてパイロット1名が意識不明となり、ノボシビルスクへ緊急着陸した重大インシデントと520件の安全上のトラブルが報告されています。

 なお本邦航空運送事業者は、航空事故、重大インシデント及び安全上のトラブルが発生した場合には、当該事態の概要及びこれに対する措置に加え、これらの事態が発生した要因及び再発防止策について国に報告することが義務付けられています。

 以下、安全上のトラブルの航空会社別の報告件数となります。


Photo : 国土交通省

 資料の通り、上位5社は上からANAグループ、JALグループ、日本貨物航空、スカイマーク、ジェットスタージャパンの順となりました。今回ANAグループが報告件数のトップとなりましたが、この件数は、運航便数に比例する傾向があるため、上位エアラインが特段多くのトラブルを発生させている訳ではありません。

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