カンタス航空のAlan Joyce CEOは、『西オーストラリア州は北朝鮮のようになりつつある』として同州の渡航規制を非難しました。
これは、西オーストラリア州がワクチン接種率が90%を超えた際に渡航規制を解除するとしていたものを、目標を達成したにも関わらず計画を変更して国境の再開時期を無期限延期と決定したことを受けてのもので、同CEOは地元ラジオでこの決定を非難しています。
同CEOは『西オーストラリア州への旅行を予約していた何万人もの人々を失望させています。私たちは皆、この決定を非難するべきだと考えます。皆ロンドンに行けるのに、パースには行けないという事実があり、私たちはオーストラリア人であるはずなのに、自分の国を旅行することもできないのです。西オーストラリア州は、いつ規制を解除するのか計画がなく、北朝鮮みたいになってきました。コロナとの共存を始め、他の国に国境を開放する計画がない限り、現段階では無期限で閉鎖されることになるでしょう』と不満を述べています。
この発言においては、北朝鮮を比較対象にあげたことを国内で物議を醸していますが、予てからコロナとの共存を主張する同CEOは、今回の件に関してかなり憤慨している模様です。
なお同CEOは、どのような意味合いで北朝鮮を例にあげたのかは定かではありませんが“孤立”のイメージを用いたのか、もしくは同州のMcGowan首相を金正恩総書記に例えたのかははっきりしていません。Photo : Qantas