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フィンエアーの客室乗務員が給料カットでストライキ実行の可能性

 フィンエアーの客室乗務員は、給料カットを理由に2週間のストライキを行う可能性があることがわかりました。

 客室乗務員組合は、昨年12月から会社側と賃金交渉を行っていましたが、会社側は年間510万ユーロの削減を要求していることから、平均6%の賃金削減が見込まれている状況となります。

 今回組合側は、これに抗議するために2月22日午前5時から3月8日午前5時の間にストライキを行う予定があるとしており、この期間はヨーロッパの休暇期間と重なることから、仮にストライキが実行された際は会社にとって大きな影響が出ることが予想されます。

 なお客室乗務員組合のIsmo Kokko 氏は『フィンエアーが要求する給与と労働条件の削減はあまりにも不合理であり、受け入れることはできない。労働争議を通じて組合員を守るしかない』と述べ、コロナの影響は理解しているものの、会社側は恒久的な削減とする可能性があることを危惧しているとしています。

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