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ニュージーランド航空、約600日振りにB777-300ERの運航を再開

 ニュージーランド航空は、新型コロナウイルスの影響を受けて地上駐機措置としていたB777-300ERの運航を約600日振りに再開します。

 再開となるのはZK-OKQとなり、2月10日からのメルボルン線の投入に備え、2月8日にテスト飛行を約2時間実施しました。

 今回の同型機の再開は、貨物便への投入を目的としており、当面はオークランドとオーストラリア各都市・ロサンゼルス線に投入され、主にニュージーランド産の食品を輸送する計画です。

 同機に再就航の決定を受け同社のDavid Morgan COOは『最初は貨物便のみですが、国境の規制が緩和され続ければ、すぐにお客様をお迎えできるようになると期待しています。貨物事業においては、ニュージーランド製品が世界中で高い需要があり、最も忙しい時期の真っただ中にあるため、この40トンのベリースペースは、ニュージーランドの輸出業者にとって切望されていた後押しとなります』と地元紙に対して述べ、需要があれば更に同型機を復帰させる計画もあるとしています。

 なお同社は、新型コロナウイルスの影響により2020年に8機のB777-200型機を退役させたほか、2027年までに保有するB777-300ERを退役させ、長距離路線機材はB787のみ保有する計画としています。Photo : Air Newzealand

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