エティハド航空は、現在開催されているシンガポール航空ショーにおいてA350Fを7機購入する意向書に署名したことを発表しました。
同社のA350シリーズの導入は、既存のA350-1000型機に続くものとなり、今回のA350Fの導入に伴い、全機種をサポートするために、エアバスのフライトアワー・サービス(FHS)を利用することも発表されています。
今回の契約に伴い同社のTony Douglas CEOは『我々はエアバスとの関係を拡大し、この素晴らしい航空機を将来の当社の貨物機の一部に加えることができることを嬉しく思っています。当社の貨物事業は引き続き高いパフォーマンスを発揮し、世界で最も若く燃費の良い航空機をベースに、より持続可能な未来に向けて取り組んでおり、A350Fの追加は当社の長期貨物戦略の推進と、CO2排出量を50%削減する2035年目標の達成に重要な役割を果たすでしょう』と述べています。
同社は、今後旅客事業においては、A350型機とB787型機を軸とする計画としていることから、今回の機材選定においてもライバルのボーイングのB777XFよりもA350Fの方が同社にとってフィットする機体であったと考えられます。