大韓航空は、今後2週間にわたりソウル/仁川~モスクワ/シェレメチェボ線の運航を取りやめると発表しました。
これは、大韓航空がロシアの給油サービス会社から、モスクワで燃料補給することが出来なくなったとの通知により決定したもので、これにより旅客便を運休するほか、モスクワを経由していたソウル~モスクワ~フランクフルト~ソウル線、ソウル~モスクワ~アムステルダム~ストックホルム~ソウル線の貨物便は、モスクワを経由しないルートに変更します。
今回給油ができなくなったのは、EUの経済制裁により燃料の調達が難しくなっているためとみられており、早くも制裁の効果が現れているようです。
なお韓国のエアラインは、ロシア上空の飛行を回避する動きが出始めていますが、韓国のケースではヨーロッパ路線のほかに、アメリカ線においてもロシア領空を飛行することから、欧米路線において所要時間が増える見込みとなっています。