ロシア政府は、ロシア国内の航空会社に対して、問題となっている航空機リース料に関してルーブル払いで支払うよう指示することがわかりました。
これはReutersが報じたもので、EU側は3月28日までにロシアの航空会社との取引を解除する必要がありますが、ロシア政府は、リース会社へのリース費の支払いはルーブルで支払うよう指示し、仮にリース契約を解除された際は、航空機の返却に関して特別委員会が判断し、基本的には返却しない方針とみられています。
現在ロシア側は、航空機の差し押さえを回避するために全国際線の運航を取り止めていますが、リース会社としては航空機を回収する手段が無いことから、四苦八苦している状態となります。
またロシア側は、整備においても部品の調達ができなくなることから、現規則では認めていない企業による整備を認める可能性が報じられており、今後ロシア航空機の安全性の問題も指摘する声があるのが現状となります。Photo : Airbus
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