現地時間2022年4月27日、韓国政府はプサンの新空港となるカドク島(加徳島)新空港推進計画を議決しました。
これにより新空港建設に向けた動きが加速することになり、計画通りに進めば総工費13兆7000億ウォン(約1兆3900億円)を投じ、2025年後半に着工し、2035年に開港する予定となります。
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この新空港は、海上空港で24時間の離発着が可能で、滑走路長は3,500mとなり大型機の離発着が可能となります。これにより既存の金海空港の弱点を克服できることから、別案であった金海空港の拡張ではなく、新空港の建設が推進されることになります。なお年間旅客処理能力は、3,800万人となるほか、貨物ハブを構築する計画となっています。
しかしながら、建設地の推進が17メートルと深くいほか、軟弱地盤であることから関西国際空港のように年々地盤沈下する恐れがあることも指摘されていることや、今後の利用客想定客数が過剰評価され、実際には赤字運営となることが指摘されており、新空港建設には反対意見が多いのも実情となり、今後も開港まで漕ぎ着けられるのか注目です。