ボーイングとカーゴルックスは、カーゴルックスがB747-400型機の後継機としてB777XF(B777-8F)を選定したことを発表しました。
カーゴルックスの社長兼CEOであるRichard Forson氏は、「B777-8FがB747-400の後継機として採用されたことで、ボーイングとの継続的な関係を楽しみにしています」と述べました。
またボーイングの民間航空機部門社長兼CEOのStan Deal氏は、「カーゴルックスは、当社の最新型貨物機を採用することで、ボーイングとの長く永続的な歴史を継続し、777-8Fを同社の747Fの運航にシームレスに統合させます。カーゴルックスは、777-8Fへの投資により、業界で最も先進的で燃料効率の高い双発の貨物機を運航することになります。777-8Fは、従来機と比較してCO2排出量を大幅に削減し、騒音も低減しており、カーゴルックスの持続可能な事業運営への取り組みを促進するものとなります」と述べています。
そして777-8Fは、カーゴルックスのような事業者にとって理想的であり、より持続可能で収益性の高い未来を創造することができるとし、747-400型機とほぼ同等の積載量と航続距離を誇る777-8型機は、この10年後に老朽化した大型貨物機の後継機として、燃料効率と排出量を30%改善し、トン当たり運航コストを25%改善することが可能としています。
なお今回導入機数などは発表されていないことから、以前から噂されるA350Fの導入も未だ可能性としては残っており、近く発表されることが予想されるB777XFの導入機数に注目が集まります。Photo : Boeing