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カタール航空、覚書の失効から一転してB737MAX10を25機確定発注

 カタール航空は、現在開催中のファンボロー航空ショーにおいて、B737MAX10を25機確定発注する契約をボーイングと締結したことを発表しました。

 この契約においては、25機が確定発注、25機がオプションとなっており、最大で50機導入するものとなっています。

 今年1月にカタール航空とボーイングは、同型機を最大50機導入する覚書を締結していましたが、7月上旬にその効力が失効したことが明らかになり、カタール航空のナローボディ機の選定が注目されていました。結果的に、失効した同様の内容を新規発注に切り替えたものとなり、今後A321neoを導入する可能性は限りなく低くなります。

 今回の契約締結に伴いボーイングの民間航空機部門社長兼CEOのStan Deal氏は『カタール航空がボーイングのナローボディ機を導入することを決定し、この世界的な航空会社との関係が深まったことを光栄に思います』と述べています。Photo : Boeing

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