ブリティッシュエアウェイズは、間もなく保有する全12機のA380型機の運用を再開させる見込みです。
同社は航空需要の回復に伴い、既に11機の同型機の運用を再開させていますが、最後の1機となったG-XLEHが長期保管から運航再開に向けて、8月3日にマニラにあるルフトハンザテクニックの施設に到着し重整備を行っていることがわかっており、これが同機の復帰のサインとみられています。
現在同社は、ボストン・ワシントン・シカゴ・ダラス・マイアミ・サンフランシスコ・バンクーバー・ヨハネスブルク線に同型機を投入し、ダラス・ワシントン線のみ週6便で運航し残る都市へはデイリー運航としています。
なお同社は、昨年8月にルフトハンザテクニックと保有する12機のA380のメンテナンス契約を2027年8月まで延長しており、今後も同型機の運用継続を表明しているエアラインの一つとなります。
現在の欧米をはじめとした航空需要の回復は、ブリティッシュエアウェイズのA380の運航規模をみてわかる通り目を見張るものがありますが、日本においてはコロナからの脱却に向けての国際線の再開の道筋が不透明な状況であり、世界的に孤立していることが否めない状況となっています。Photo : Airbus