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中国政府、入国規制の緩和に向けた準備を開始 航空当局に需要の回復に備えるよう指示

 中国政府は、入国規制の緩和に向けた準備を開始した模様であることがわかりました。

 これはBloombergが報じたもので、政府は中国民用航空局(CAAC)に対し、段階的ではあるものの、需要の大幅な変化に備えるよう通知したとしており、時期は不明ながらも今後入国規制を緩和する動きがようやく出てきたことがわかっています。

 また厳格な隔離措置においても、ホテルでの2日間の隔離+自宅での5日間の自己隔離に短縮する可能性があるとしており、段階を踏んで規制を緩和するものとみられます。なおCAACは、今冬ダイヤにおいて国際線の運航便数は、前年比2倍になると見積もっている模様です。

 中国は、現在ゼロコロナ政策を推進していますが、来年3月に開催する1年間の政策運営方針を審議する全人代(日本の国会に相当)後に大幅な規制緩和を行うとの見方が有力となっており、規制緩和となれば日本にも大きな影響があるだけに、今後中国政府がいつ国際線を正常化させるのか注目が集まります。Photo:China Aviation Review

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