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中国のCOMAC、珠海航空ショーで新たに300機のC919を受注 A320やB737の競合機

 中国のCOMAC(中国商用飛機有限責任公司)は、A320やB737の競合機となるC919が、珠海航空ショーにて新たに約300機を受注したことがわかりました。

 地元メディアによれば、計7社の中国系リース会社が発注したとみられており、この受注により同型機の総受注数は1,000機を超えたものとみられています。

 C919においては、今後B737やA320の競合機となることが予想されており、現在は国内市場での導入に留まりますが、今後は中国と経済的に結びつきが強き国々に対して、中国側が導入を要請することも予想されており、アジア新興国などのでの導入が想定されます。

 ただ同型機は、国産ジェットと言われながらも、多くのシステムなどは、アメリカ企業のものを採用していることから、完全に欧米機に対して競合できる能力を有したとは考えられておらず、本格的に台頭を表すのは、もう暫く先と考えられています。

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