FSC 航空ニュース

アエロフロートロシア航空、制裁により機内エンターテイメントが停止 乗客に読書と瞑想を提案

 アエロフロートロシア航空は、ウクライナ侵攻による欧米諸国からの制裁の影響により機内エンターテイメントが使用出来なくなったことを受け、乗客に対し読書と瞑想を提案しています。

 同社は、ソーシャルメディアのTelegramにて、機内エンターテインメントを見る代わりに、瞑想や、今年を振り返ったり、新しい年に向けてウィッシュリストを作ったり、計画を書いたりしてみてはどうかと提案しています。

 同社は現在国内企業による配信に切り替える方針としており、今後再び機内エンターテイメントが提供されることを約束していますが、制裁の影響は一般人にも身近となっていることがみてとれます。

 現在ロシアの航空業界は、スペアパーツ不足などにより、他機から部品を調達するなどの共食い整備を行っているとみられており、エアバスCEOもロシアの航空業界の安全性に懸念を示すなど、安全性が疑われる状態となっています。

アエロフロートロシア航空などが徴兵で人材流出の危機 最大で80%以上の従業員が対象となりパイロットは空軍送りの公算大

アエロフロートロシア航空、スペアパーツ確保のために盗んだ航空機の解体を開始

プーチン大統領、アエロフロートロシア航空を訪問し国産イルクートMS-21/MC-21に自信を示す『欧米機より優れる』