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シンガポールのチャンギ空港、利用者数がコロナ以前の約75%まで回復

 シンガポールのチャンギ空港は、利用者数がコロナ以前の約75%まで回復したことがわかりました。

 現在チャンギ空港は、毎日最大15万人、毎週約100万人が利用しており、この水準はパンデミック前の週平均利用者数の約75%にあたり、シンガポール政府が昨年4月にワクチン接種を条件に国境を再開したときから約2倍の水準となり順調に回復に向かっています。

 また2022年12月第1週時点で、95のエアラインが週5,500便以上の定期便を運航し、同空港は48の国と地域の約140都市と結ばれており、コロナ以前の82%のネットワークに回復しています。

 市場別でみると、北米発着の旅客数は、パンデミック前の水準を上回るまで回復し、南アジア市場においては、すべての都市との運航を再開したほか、プネー線の開設にも至っています。また ヨーロッパについては、コロナ以前の運航便数にほぼ戻っており、残るは中国をはじめとした東アジア市場の回復を待つのみとなっています。

 なかでも中国市場は、コロナ以前に同空港の利用者数の10%を占めていたことから、事実上中国市場なしにコロナ以前の規模にも戻るのは難しいとみられており、今後日本の各空港も同様の状況に行き着くものと予想されます。
Photo : Changi Airport

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