シンガポール航空グループは、今後海外事業を強化する方針であることを明らかにしました。
これは同社のGoh Choon Phong CEOがBloombergのインタビューで明らかにしたもので、新型コロナウイルスの影響を受け、地域特性上国際線しか運航していない同社は、他国エアラインよりも大きな損害を被ったことから、これまでの国際線に依存していたビジネスモデルを変更する方針です。
既に同社は、インドのビスタラに投資し49%の株式を保有していますが、今後このような形で事業を拡大させることを視野に入れている模様です。このほかにもタイの国際線中長距離LCCとして運航していたノックスクートにも投資していましたが、これも国際線に依存していたことから、会社清算を余儀なくされています。
現時点で事業計画の詳細は不明ですが、ビスタラのように新エアラインを設立するのか、傘下LCCのスクートをエアアジアのように同一ブランドで他国で展開するかなど様々な方法があるだけに、今後の同社の動きには注目が集まります。Photo : Airbus