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KLMカーゴ、A350Fを4機発注 B747-400Fの退役を前倒しして2026年秋より開始してA350Fに更新

 KLMオランダ航空傘下のKLMカーゴは、エアバスが開発中の新貨物機のA350Fを4機発注したことを明らかにしました。

 A350Fの導入は、機齢を重ねたB747-400Fの更新を目的として導入されるもので、計4機のB747-400Fに代わり導入されます。なおこれまで通り運航はマーティンエアが担当します。


Photo : KLM

 当初の計画では、2027年からB747-400Fの退役を開始する予定としていましたが、この計画を若干前倒しし、A350Fの初号機導入される2026年後半から開始することが明らかにされています。

 今回のA350Fの導入決定に伴い同社は『この航空機は、従来機よりもCO2排出量を40%以上削減し、騒音も50%低減させます。機材更新は、KLMオランダ航空がより持続可能な社会を目指す上で重要な役割を担っており、CO2排出量と騒音削減のための重要な一歩を踏み出しました。』と述べています。

 現在オランダでは政府主導で温暖化対策が進んでおり、今後CO2削減を目的として発着制限が行われる見込みとなっています。Photo : Martinair Cargo

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