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JAL、B737-8型機を21機の購入する契約をボーイングと締結 2026年から導入へ

 日本航空は、現在運航中の小型機、B737-800型機の更新機材として、ボーイングのB737-8型機の導入を決定し、確定21機の購入契約を締結したことを発表しました。

 JALがボーイングの新モデルを発注するのは18年振りのことであり、今後両社は2026年の導入開始を目指すとともに、JALグループのCO2排出量削減目標(2030年度に2019年対比で総排出量10%削減、2050年度に実質ゼロ)達成に向けて、省燃費機材への更新を着実に進める計画としています。

 今回導入が決まったB737-8型機は、737MAXシリーズの機材の1つであり、燃費の向上したCFMインターナショナル社製の最新エンジンであるLEAP-1Bの搭載に加えて、最新鋭の翼端(アドバンスト・テクノロジー・ウィングレット)などにより、B737-800型と比較して燃料消費量およびCO2排出量約15%の削減が見込まれ、優れた経済性を有しています。

 今回の導入決定に際しJALの赤坂社長とボーイングのスタン・ディール民間航空機部門社長兼CEO は以下ののよう述べています。

【日本航空 代表取締役社長 赤坂祐二のコメント】
「JALグループの機材で最も保有機数が多いボーイング737-800型機の後継機として、最新鋭の737MAXシリーズであるボーイング737-8型機を導入することとなり、多くのお客さまに安全・安心でより快適な空の旅をお届けできることを大変嬉しく思います。地球環境に優しい最新の省燃費機材に加えて、運航の工夫や新たな燃費改善技術などを組み合わせることで、2050年のカーボンニュートラルに向けて着実に歩みを進めてまいります。」

【ボーイング民間航空機部門社長兼CEO スタン・ディールのコメント】
「最新鋭の737 MAXシリーズの導入は、JALの世界クラスのフリートを刷新し、同社の短距離路線の効率性をより高めるものと確信しています。このたびのボーイング737-8型機の導入は、両社の長い歴史における新たなマイルストーンとなることでしょう。」

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