エミレーツ航空は、貨物事業の強化でB747-400Fの再導入を決定したと発表しました。
導入機数は計2機となり、ウェットリースでの導入で、既に運用を開始したとしています。
今回長期ウェットリースで確保された2機のボーイングB747-Fは、エミレーツ・スカイカーゴの既存のB777F×11機を補完するもので、シカゴに週3便、香港に週9便で運用されます。なお同社は、今後10年で貨物輸送量を約2倍に成長させ、貨物ネットワークも20都市以上の新規就航を目標としています。
現在までに同社は、リース元などの詳細は明らかにしていませんが、同社は以前にもアトラスエアやASLベルギー航空からウェットリースでB747Fを運用しており、当時は機体塗装もエミレーツ仕様となっていたことから、今後再びエミレーツ航空デザインのB747が登場するのか注目が集まります。
今回のB747Fの再導入に伴い同社のNabil Sultan SVPは『2024年と2025年に5機の777F、そして今後5年間で10機の777-300ERがコンバージョンプログラムで導入されるのを待つ間、私たちはリースした2機のB747Fですぐに輸送能力を確保できます。私たちは、これらの追加機でも十分とは言えないと考えており、将来的には、必要に応じて貨物機転換プログラムを迅速かつ効率的にスケールアップできるようなMROの体制が整っているものと考えています』と述べています。Photo : Emirates