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スターラックス航空会長、先日の成田空港の悪天候で乗客が立ち往生したトラブルで直接謝罪するために急遽LCCで来日

 スターラックス航空のChang会長は、先日6日の成田空港の悪天候で乗客が立ち往生したトラブルで、直接謝罪するために来日しました。

 先週5月6日は、首都圏が悪天候のため、多くの便がダイバートするなどし、同社の台北発成田行きJX800便もその影響を受け、着陸を数回試みるもゴーアラウンドし、成田空港の着陸を諦め中部国際空港へダイバートし、その後天候の回復を待ち再度成田空港に向かいました。

 この影響により、折り返し便の成田発台北行きのJX801が欠航となり、後続のJX803へ振替、または代替便を用意する予定でしたが、振替便にも機材故障が見つかり出発が遅延し、最終的に空港が混雑していた影響もあり、乗務員の乗務可能時間を超過することからこの便も欠航となりました。

 そして代替便も調整に時間を要し飛来せず、最終的に計308人が成田空港の制限区域内で立ち往生し、配布された寝袋で一夜を過ごしたほか、同機材を使用する予定であった台北~ロサンゼルス線も欠航となりました。

 このトラブルを受け、同社のChang会長は、急遽直接乗客に謝罪するために、最も早く成田空港に到着できるジェットスタージャパン便で7日早朝に来日し、乗客に対し謝罪し、他社を含めた振替便を手配し、今回の往復分のチケット代金は全額払い戻すと表明し、その後パイロット資格を持つ同会長は、立ち往生していた機体を操縦して台北へ戻っています。

 今回のトラブルを受け台湾航空当局は、この一連のトラブルを調査するとしており、問題があれば罰金を科す方針としています。Photo : Starlux Airlines

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