ニュージーランド航空は、新型コロナウイルスの影響を受け長期保管していた全てのB777-300ERが復帰させるプログラムを完了させました。
同社は、新型コロナウイルスの影響を受けて大型機の需要が無くなったことから、保有する全7機を長期保管とし、3機をオークランドに保管し、残る4機をモハーベ砂漠のビクタービルで保管していました。
そして想定よりも早く需要が回復し始めたことから、昨年からB777-300型機運用を再開させるプログラムを始動し、今回ようやく最終機となったZK-OKMが、ビクタービルからオークランドフェリーされ、全7機の運用が可能な運航体制に復帰しています。
同社によれば、最終機の運用に再開にあたっては、7週間以上、1500人以上の工数を要し、100人以上のスタッフにより運用再開が実現したとしており、保管状態から再運用にあたっては大きな労力がかかったことを明らかにしています。なお今後同社はこれらの機体を使って長距離国際線を強化する方針としています。Photo : Air Newzealand