フィンエアーのTopi Manner CEOは、同社の保有機材の最適化が完了したことを記者団に明らかにしました。
同社は、アジアからヨーロッパへの乗り継ぎ拠点としてヘルシンキ空港をハブとする戦略でこれまで事業を拡大してきましたが、ロシア上空の飛行が禁止され、事業の見直しが必要な状況となっことから、保有機材の見直しなどを進めていました。
今回この保有機材の最適化が完了したとしており、迂回ルートの採用により航続距離延びたアジア路線を継続できたのは、A350型機を保有していたからであり、それは幸運であったとしています。
またA330型機の航続距離が問題であったとし、このような問題を解決するために、先日発表されたカンタス航空への6年契約のウェットリースや、同型機で運航が可能なダラス・シアトル・ムンバイなどの新路線を開設したとしています。
このほか同社は、ナローボディ機においても、ブリティッシュエアウェイズと4機のA320型機をウェットリースする契約を結んでおり、これらの契約などの実現により、機材の最適化が完了した模様です。
今後同社は、2年以内に2機のA350型機を受領する予定としており、1機目は2024年末に到着し、もう1機は2026年第2四半期までに到着する予定となっていますが、これら機材は運用することに自信を示しており、この機材によりどのような路線展開をするのか注目となります。Photo : FINNAIR
カンタス航空、フィンエアーのA330をウェットリースすることを決定 シドニー~シンガポール・バンコク線はフィンエアーの機材&乗務員で運航