カタール航空は、24機目のA350-1000型機を受領し、A350型機の保有数は58機となりました。
同社は、A350型機の塗装劣化問題により同型機の受領を停止していましたが、今年和解に至り5月から受領を再開しています。今回受領した24機目のA350-1000型機(A7-AOD)は、2020年に製造された機体となり、これまでエアバスの施設で保管されていたものとなります。
現在A350型機の最大のオペレーターは、62機を保有するシンガポール航空となりますが、今後カタール航空は18機の受領を控え、シンガポール航空は、3機(このほかA350Fの7機あり)を控えるのみとなっていることから、将来的にカタール航空が同型機最大のオペレーターとなる見込みです。
なおA350型機の受領拡大に伴いA380型機の退役は加速することになり、現時点では2026年には全機が退役するとみられています。Photo : Qatar Airways