山梨県は、空港建設の可能性に関する調査を開始します。
山梨県の長崎知事は、空港建設を検討していることを明らかにしていましたが、7月24日付で調査業務委託に係る企画提案募集を開始しました。
調査委託する航空需要調査においては以下を予定しています。
リニア山梨県駅とのアクセスを前提に、小型旅客機やプライベートジェットの需要の取り込みも視野に、本県における将来的な航空需要について推計する。
① リニア中央新幹線と航空路の機能交接の可能性検証
② 羽田空港の補完的機能を果たす空港としての可能性検証
③ ビジネスジェット・プライベートジェットの受け皿としての可能性検証
④ ジェネラルアビエーション空港としての可能性検証
⑤ 以上①～④を踏まえた上での本県における航空需要、採算性および経済波及効果の推計
調査委託する空港適地調査においては以下を予定しています。
空港のコンセプトを設定し、気象、地形、空域、リニア山梨県駅とのアクセス、土地利用、環境、法規制等の観点から検討を行い、適地を抽出する。
① 空港コンセプトに合わせた就航機材および空港規模の設定
② リニア山梨県駅とのアクセスに関する案を複数検討の上、空域条件、法規制、地形、土地利用状況等をもとに、検証対象地域の選定
③ 検証対象地域における空港施設の設置可能性検討
④ 空港建設候補地の運行空域条件、建設条件、社会条件等を踏まえた比較検討
現在山梨県には空港が存在せず、今後空港建設に至るのか注目となります。Photo : 山梨県
