FSC 航空ニュース

ウクライナ政府、エミレーツ航空社長を国際戦争支援者リストに加える

 ウクライナ政府は、エミレーツ航空のTim Clark 社長を国際戦争支援者リストに加えたことがわかりました。

 ウクライナの国家汚職防止局(NACP)によれば、同氏がドバイ・ポート・ワード(DPワールド)の社外取締役であることが理由としています。

 DPワールドは、UAEを拠点として、港湾ターミナル、海上サービス、自由貿易区の物流・運営を行っていますが、2023年7月17日にロシアの国営企業であるRosatom/ロスアトムと原子力分野で協定を結びました。なお占領下のウクライナ南部ザポリージャ原発を管理している企業となります。

 この協定によりNACPは、DPワールドを戦争スポンサー企業とみなすとしており、ロシアとの取引をやめなかっただけでなく、侵略者との協力を強化したとして批判しています。

 なおエミレーツ航空は、ドバイからモスクワとサンクトペテルブルクへの2路線の運航を継続しています。Photo : Emirates

エミレーツ航空、2032年までにA380型機を全機退役させる方針

エミレーツ航空社長、改めてA380neoの生産を求める「彼らは笑うが最も理にかなうと思うことを言っているだけ」

エミレーツ航空、導入予定のA350型機はアジアを含めた新規就航地開拓に活用へ