スイスインターナショナルエアラインズの客室乗務員が、B777-300ERの翼の上でポーズをとってプライベートな撮影を行い物議を醸しています。
これはブエノスアイレス発チューリッヒ行きのLX93便の運航に向けて駐機していたB777-300ERで起きたもので、客室乗務員3名が非常口を開けて、右翼の上でポーズを取り写真撮影、または動画撮影を行ったことがわかっています。
この様子がSNSで拡散されたことから、この客室乗務員3名を批判する声が高まり、安全意識の欠如などが問題視され物議を醸しています。
@20minuten Swiss-Crew tanzt und posiert auf Tragflächen von Flugzeug 🇨🇭✈️ #20min #news #swiss
このようなことから同社は、関与した乗務員に対して「怒りと失望」を覚えると述べ、今回のような行動は、潜在的に生命を脅かすものであり、実際に同型機の翼の高さは約5mあり仮に転落した場合は大きな怪我を負う可能性が高く容認されるものではないと声明を発表しています。
また自社のセキュリティ要件に対応しておらず、従業員の高いレベルのプロ意識を反映したものではなく、現在該当する客室乗務員3名と連絡をとっている状況であるとしました。また緊急時を除き、乗務員が翼の上を歩くことは許可されていないとし、整備士でもロープで身を守るなどの所定の安全対策を講じて作業を行っていることを明らかにしています。
現在多くの欧州エアラインにおいては、社員が業務を紹介するようなSNSの利用率が高まっていることを受け、ガイドラインを作成する会社が増えつつあり、今回の動機は未だ不明ですが、SNSへの投稿目的での出来事であったことをも否定できません。