エールフランスKLMグループの株主総会で、A380型機の早々の退役判断に疑問を投げかける声があがりました。
新型コロナウイルスの影響を受け、世界的に多くのエアラインがA380型機の退役させる計画を発表しましたが、実際には航空需要の急回復により、ルフトハンザドイツ航空、エティハド航空などをはじめとして同型機を再稼働させる計画に変更するエアラインが多く現れました。
またサプライチェーンの問題などによる機材不足などから、世界的に運航機材が不足している状況もあり、早々にA380型機を退役させた判断が誤ったものではなかったのかという指摘が株主総会でありました。
この指摘に対して経営陣は、退役判断はパンデミック前から存在していたものとしたほか、2009年から2014年の間に納入されたA380型機を、今後の長期運用を見据えて客室を改修することは、コストを鑑みた結果、正しい選択と考えなかったとしました。
また保有する全機の運航再開したルフトハンザドイツ航空を例にあげ、同社の同型機の再稼働は、B777Xをはじめとする導入機材の遅延に起因しているとし、自社の保有機材の近代化とは状況が異なるとの見解を示しています。
今回このような問題が指摘されるのは、世界的に航空需要が回復しているのを表すものとなり、一部ではA380型機の輸送力と航続距離に魅力を感じるエアラインもあり、一時危惧された世界的な急速なA380型機の退役は、回避されているのが現状となります。Photo : Air France