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ハワイアン航空、P&W社製PW1100Gエンジンの点検の影響を受けA330-200型機のリース期間を延長

 ハワイアン航空は、P&W社製PW1100Gエンジンの点検の影響を受け、保有するA330-200型機のリース期間を延長することがわかりました。

 この問題は、P&W製造のターボファンエンジンの一部に使用される粉末金属に欠陥がある可能性があり、場合によっては亀裂を引き起こす可能性があることから、該当エンジンを点検するものとなります。

 現在この問題により、多くのエアラインが影響を受け、運航計画の見直しを迫られる事態となっており、ハワイアン航空においては、影響を最小限に留めるため、2024年にリースバックする予定であった4機のA300-200型機のリース期間を2年延長したとし、現在のところ今後数ヶ月以内に2機~4機のA321が運航を停止する見込みとしています。

 なお該当エンジンは、多くのA320neoに搭載されている「ギヤード・ターボファン(GTF)エンジン」となり、エンジンが翼から取り外されて航空会社に戻るまでに最大300日かかる可能性があり、市場全体では来年から2026年までエアバスA320ファミリー機が年間平均350機運航停止になると推定されています。Photo : Hawaiian Airlines

P&W製エンジンの点検により2024年から2026年まで年間平均350機が運航停止になる見込み A320neo運航エアラインに大きな影響か

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