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釜山の地元企業がエアプサンの買収を検討 釜山の新空港や誘致を目指す2030年万博の影響も

 釜山の地元企業がエアプサンの買収を検討していることがわかりました。

 釜山市、釜山商工会議所、地方企業7社は、エアプサンの買収に向けた専門委員会を結成する意向を正式に表明しました。

 アシアナ航空傘下のエアプサンは、大韓航空とアシアナ航空が統合すると、それぞれの傘下LCCとなるジンエアー、エアソウルと統合して巨大LCCが誕生する予定となっていますが、今回結成された委員会は、エアプサンを統合前に買収することを目指すものとなります。

 現在アシアナ航空は、エアプサンの41.9%の株式を所有していますが、今後建設会社のDongilが全株式の取得を目指す予定とみられます。(釜山とその他の企業が合わせて16.11%の株式を保有)

 この動きは、2029年に開港が予定されるカドク島新空港を拠点にするエアラインが必要であること、現在誘致を進める2030年釜山万博に向けて釜山を拠点とするエアラインが必要であるとの認識からのものとなり、今後大手2社の傘下LCCがどのような形で運営していくのか注目となります。Photo : Airbus

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