アメリカ大手LCCのサウスウエスト航空は、2024年の運航計画からB737MAX7を削除しました。
これはボーイングB737MAX9の運航停止を受け、未承認のB737MAX7の承認時期が当初予定よりも遅れることを見越したものとなり、同型機のローンチカスタマーであるサウスウエスト航空は、2024年の就航は難しいと判断したことになります。
以前までは、認証は2024年4月、初号機の受領は2024年10月~11月を想定していると同社CEOは明らかにしていましたが、ボーイングの品質管理などに問題があるとされていることから、FAAはMAX7とMAX10の認証に関しては、より慎重な審査が必要であると結論づけており、今後審査期間が長くなることが予想されています。
なおユナイテッド航空CEOは、ボーイングの信用低下により発注機材の変更などを示唆するなどしており、多くのエアラインがB737MAXシリーズを導入するリスクを感じていると考えからますが、世界的に機材不足であることから、単純にエアバスに切り替えるなどはできないため、ボーイングの生産品質が向上することが待たれます。Photo : Boeing