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成田空港、新ターミナルの建設で新駅を設置し成田空港駅は廃止することを検討

 成田空港は、新ターミナルの建設で新駅を設置し成田空港駅は廃止することを検討していることがわかりました。

 今後C滑走路の建設などを含め機能強をが予定する成田空港は、現在の3つのターミナルを集約する新ターミナルの建設を予定しており、現在のところ第2ターミナル南側への建設が最有力とされています。

 現在成田空港の将来像を考える『新しい成田空港』構想検討会では、あらゆる案を検討しており、今回は、将来的に第1ターミナルに接続している成田空港駅を廃止し、新ターミナルに接続する新駅を建設することを検討することが示されました。

 また新ターミナルの形状は複数案があがっており、コンコースをフィンガータイプで張り出す形状だけではなく、サテライト式のコンコースを AGT(Automated Guideway Transit)で接続するような形状も検討されており、延べ床面積は現在の3つのターミナルを合わせたものより同等以上の面積を確保し、ボーディングブリッジ設置の駐機場を現状よりも30スポット多い100スポットを整備する案も示されました。また第2ターミナル駅に関しては、従業員向けの駅として残す案もあり、今後更に議論を重ね提言をまとめる予定です。

 今後新ターミナルにおいては、以下のフェーズで移行することが検討されており、夏にも同会による具体的な提言がまとまる予定となっています。

【フェーズ1】第2ターミナル南側に新旅客ターミナルの半分を整備し、第2・第3ターミナルを接続して暫定的なワンターミナルとすることにより、乗継利便性の向上、固定ゲート等の一部施設の共用化による高効率な運用を実現。


【フェーズ2】第1ターミナルを閉鎖し跡地に新旅客ターミナルの残る半分を整備して、第2・第3ターミナルを閉鎖。フェーズ2完成後は、チェックイン、保安検査、出入国手続き等の本館機能を集約することにより、旅客にとってのわかりやすさや利便性の向上、更なる効率性・柔軟性の向上を実現 Photo : NAA

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