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ハワイアン航空の株主がアラスカ航空による買収を承認 統合へ向け一歩前進

 現地時間2024年2月16日、ハワイアン航空の株主がアラスカ航空による買収を承認しました。

 アラスカ航空グループとハワイアンホールディングスは、アラスカ航空がハワイアン航空を買収する最終契約を締結していますが、規制当局の承認、ハワイアン・ホールディングス株主による承認が必要となっており、まずはハワイアン航空の株主が承認したことで統合に向けて一歩前進しました。

 今回の承認に伴いハワイアン航空のPeter Ingram CEOは次の通りコメントを発表しています。
「アラスカ航空との契約に対する株主の承認は、統合に向けた重要なマイルストーンです。私たちは力を合わせてアメリカの航空業界にさらなる競争をもたらし、お客様と当社がサービスを提供する地域社会により多くの価値を提供し、従業員により多くの雇用機会を提供していきます。」と述べています。

 今後規制当局の承認には、12~18か月程を見込んでおり、統合まではまだ長い道のりとなりますが、仮に統合が実現すればワンワールドネットワークは拡大することになり、日本の利用者にもプラス要素が多い統合になる可能性があります。Photo : Hawaiian Airlines

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