ユナイテッド航空は、ボーイングに対してB737MAX10ではなくB737MAX9の製造に注力するよう要請していることがわかりました。
認証遅れにより、当初想定よりも大幅に納入が遅れることが確実視されているB737MAX10ですが、ユナイテッド航空は、この問題による機材不足に対処するために、自社向けにB737MAX9の製造数を増やすように要請し、既に認証済みの機種の製造に注力するよう要請しています。
また同社のScott Kirby CEOは、航空機の生産に遅れをもたらすとしても、ボーイングは間をかけて自社の体制を整えるべきであるとし、これは12カ月の問題ではなく20年の問題だと述べ、ボーイングに改革を求めています。
なおユナイテッド航空は、B737MAX10を277機確定発注し、200機のオプションを保持している状態です。Photo : United Airlines