ルフトハンザグループのスイスインターナショナルエアラインズは、運休している大阪/関西~チューリッヒ線の再開は当面難しいとの見方を示しています。
同社のDieter Vranckx CEOは、地政学的環境の変化により、ロシアやウクライナの領空を避けて極東へ飛ぶ航空路線など多くの航空路線も変化しているため、我々はこれらの長距離路線の経済性を日々分析しているとし、その一つが日本路線としました。
日本へのフライトの運航にはコストがかかり、長時間のフライトにより航空機は長期間本拠地を離れることになるとし、大阪は東京から簡単にアクセスできることから運休を継続し、現在は就航国を増やす戦略としています。
このようなことからソウル~チューリッヒ線の開設を決めたとし、現況では大阪への需要は成田線で補えるとの考えを示したことから、当面運休が続くと予想されます。
大阪/関西~チューリッヒ線においては、念願の直行便開設となりましたが、開設のタイミングがコロナと重なり開設後すぐに運休になったことや、その後のロシアによるウクライナ侵攻により再開の環境が整わない状況が続いています。Photo : SWISS