ボーイングは、経営改革の一環でDave Calhoun CEOが2024年末に退任することを発表しました。
今回の経営改革は、B737MAX9のトラブルを受けた一連のずさんな品質管理の責任をとったものとみられ、同CEOは辞任は自身の意思によるものとしています。なお後任は取締役にて今後選出する予定としています。
またLarry Kellner会長も辞任するほか、民間航空機部門のStan Deal CEOも直ちに辞任し退社することが決まり、経営陣の交代により経営の立て直しを図ります。
先日ボーイングを視察したFAA長官は、「ボーイングの安全文化には問題があります。彼らの優先事項は、安全性や品質ではなく生産数となっている。したがって、我々は、焦点を生産数から安全性と品質に移すことを促すつもりである」と語っており、今後改善がみられるまで増産を認めないとしており、ボーイングの経営体質がに変化が生まれるのか注目されています。Photo : CNBC