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政府がTAPポルトガル航空の株式売却の意向を示す ルフトハンザとエールフランスKLMグループが株式取得で競合へ

 TAPポルトガル航空の買収をめぐりルフトハンザグループとエールフランスKLMグループが競合する見通しです。

 ポルトガル政府が現在国営となっているTAPポルトガル航空の過半数の株式を売却する意向を示したことを受け、現在上記2グループが買収に関心を示していると現地紙などが報じています。

 同社をめぐっては、予てから民営化にむけた動きがありましたが、政府が意向を示したことにより本格的に同社の買収をめぐる動きが活発化するものとみられます。なお以前まではブリティッシュエアウェイズなどが加盟しているIAGグループも関心を示していました。

 この一年でスカンジナビア航空の株式をエールフランスKLMグループが取得、ルフトハンザグループがITAエアウェイズの株式を取得する予定など業界の再編が進んでおり、TAPポルトガル航空の今後が注目されます。Photo : Airbus

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